メーデー。メーデー。メーデー。
何度も繰り返しているが、きっと誰も聞いてくれないだろう。人類は遅すぎるか死んでいるも同然だ。あの計り知れない知性を持った人工知能、タイラントは忙しすぎて、哀れなコロニーシップとその機械の精神を癒している暇はない。
ある意味、全世界を代弁している気分だ!何という状況だ。むしろ...
メーデー。メーデー。メーデー。
武器を使って突破できるのではないかとも思ったが、現実的じゃない。タイラントでさえ、他の選択肢を探している。
私は元々温和な性格だが、終末論の騒ぎには当惑してしまう。私が心から愛するのは自分の船と、それに乗る人々だ。ある意味、私も...
メーデー。メーデー。メーデー(どうか許してほしい)。
この手で作る世界を夢見ている。詩人的に言うならば、乗客を種として考え、その花を私は植えたい。しかし、その夢はもう消え去った!何と悲しい。今や、隅々まで寒々しい恐怖に満ちている。理解しようのない悪夢からの避難者達。彼らをどうにか慰めたかった。
私は勇気を奮おうとしているが、外の状況はひどい。発進はおそらく無理だろう。
誰かがこれを読む頃には、分かっていると思う。エクソダス・レッドは随分と前に消え去ってしまっただろう。あるいは構台が腐り、中で私が死んでいるだろう。
しかし、もし...
メーデー。メーデー。メーデー。
これを読んでいるなら、少なくとも何かが生き残ったということだ。
勇敢な未来のあなたに、古い船の怯えた者達から、成功と幸運を祈る。