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Grimoire Tracker

ゴーストの破片: ベックス5

Common card
5 points

記録0-CHASM-0

愛する人にお詫びを言うために、この記録を開いた。

科学者として、記録の保持は大事なことだと思ってる。プロトコルや同僚の意見や倫理も大事だと思ってる。疑うことも大事だと思ってる。もう一度試してみよう。

ここ、ラサで私が行っているのは科学じゃない。倫理に反し、秘密で恥をもたらすもの。チオマ、イシュタルでの事件の後、干渉してしまったことを怒ってるのは分かってる。40年経っても、あの日のことは忘れられない。

でも、大事なことだと思う。せめて、いくつか記録を残させて。

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実験#1、被験者#1。

寂しさから行った行動。自分自身にあの装置を使った...

[沈黙: 0:08]

会いたかったから。出会ってから1年以上も離れたことなんかなかった。あまりいい奥さんとは言えない私に... 毎週手紙を書いてくれる。ヒペリオンでの作業が忙しくても、ヒペリオンがどんなに遠くても。それなのに、私は不服だった。

私達はイシュタルのベックスのゲートシステムを真似て装置を作った。観測所だけど、個人的には心を乗せた船だと思ってる。時空を越えて荷物を運ぶことができるもの。

研究所は寒くて隔離されてる。物質的にも、精神的にも、世界から孤立してる。メッセージを送信することもできない。ベックスの連結管に侵入すれば、私達の言葉さえ、伝染病化して転送されるかもしれない。先月のある夜、あまりにも恋しくて私は...

装置の中で他のチオマを見ようと思った。探索のために送り出した分岐の1つに呼びかけることができると思った。

ただ話をしたかった。

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ザクハリク・ギルマノビッチ・ベクテレフ。安らかな眠りを。私達の探針が次々に失敗し、希望の兆しとなるものが私の報告だけになった時、彼は進んで装置を使うと言った。その中で1分間、実体験をすると。

私達は細心の注意を払い、実験は成功した。ベクテレフは実験後も身体的な損傷を負っていなかった。

彼を装置から引き抜いた後、彼は選択肢が決められているように感じると言った。どういう意味か聞いてみると、その言葉の通りだと返答した。選択肢が決められている。目の前にある全ての選択肢が線路のように出来上がっていると感じるとのこと。その選択肢から逸脱することは不可能。

彼は自殺した。自分を主張するためだったのだろうか?

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中止はしないことにした。正気じゃないのは分かってる。いろんなプレッシャーを感じるの。また会えるまで、詳しくは教えられないけど。

システムの目的は合理的。船体に型板で刷り込まれてる。「SxISR」と。特殊資産。安定して機能させることができたら...

私達の監視役のウォーマインドが、私達を守り、備えてくれるという薬を開発した。

あの商人と錬金術師に対する私達の考えが間違っていたのではと思い始めてる。または、あの時間の説明が不完全だったのではないかと。

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優しいラクファ。彼は入り込む前に瞑想した。既視体験や3秒の叫びばかりだったらしい。叫びが終わると、彼は何も覚えてない。でも、既視体験は終わらない。彼はましになったと言ってる。前にこの会話をしたのは1000回ではなく、たったの10回だから。

私は精神を分岐させる試みを提案した。もっと正気な被験者が必要になる。許して、チオマ。

迷信を信じてしまうようになったの。装置の挙動に一貫性がない。再現するのは不可能。それを和らげるために儀式的な行動を行うことにした。

記録0-CHASM-31

ラジェッシュ。8の転移に到達した時、彼は自分は死んだと言った。私は彼を信じた。彼は死んだ。私達に話しかけてくれた。本当だった。彼が見たものが何であれ、それは彼自身の未来だった。

その後、彼は落ち着きを取り戻した。ただ、その目を見ると、別の何かが彼の体を纏って行動しているのではないかと考える。でも、その考えは科学的じゃない。

装置の話で持ちきりだった。半神半人かのように話した。この場所を離れる時が来たら、外の世界が脆く見えることだろうと思う。

基質が問題の1つであることは明らか。これを生き抜くには、体と薬だけでは足りない。

記録0-CHASM-52

あなたの声が聞こえた、チオマ。私は事象軸で振動し、既知の連結管でコーディネートされた6にいた。あなたの声が聞こえた。私に話しかけてた。いえ、私ではなくて、別の私。別のマヤ・サンダレシュ。

奇妙なことがたくさん起こったと言っていた。そして、もうしばらく会えていないことも。ここまでやってきたけど、帰りたいと思うことはある?

別の私が答えた。愛しいチオマ、一緒にいれればどこでもいい。

私は辞めることにした。この仕事はもうやめにする。あなたと離れているのはもう嫌。もうすぐ会いに行く。この日誌を持っていくことはできないから、他の人に託して記録し続けてもらうように頼んだ。

もしかすると、伝統になるかもしれない。私達の小さなカルトの信条になるかも。