The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

ザヴァラへ

ザヴァラ、 我々の世界は変わってしまった。シティの住民は、お前が――バンガードが――自分たちを導いてくれると信じている。我々は長い間恐れ、糾弾してきたものと向き合っている。新たな知識が発見され、かつては入手不可能だと思われていた情報にも手が届くようになった。ステイシスには、我々全員の潜在能力を越えるほどの未知の可能性が秘められている。だがバンガードは今もなお、頑なに暗黒を排除しようとしている。 お前は暗黒を破壊すべきだと考えている。不可能だし、破壊すべきではない。我々は暗黒を利用し、その力を知る必要がある。大きな災いが訪れた時は、我々が自らの力を証明するチャンスでもある。間違いなく、次なる大崩壊は目の前に迫っている。ステイシスはそれを乗り越えるための鍵だ。我々の敵は四方から現れるだろう。だが均衡がその先へと我々を導いてくれるはずだ。純粋な火力だけではこの戦いに勝利することはできない。骨組みを失い瓦礫の山としたウォーマインドが何よりの証拠だ。 お前が我々のことをどう思っているのかは知っている。放浪者は迷惑者。謎のエクソは未知の存在だ。お前の信用を完全に勝ち取ることができないことも理解している。お前の信用は簡単に得られるものではない。だは、私はお前が司令官の任についている間、バンガードに協力するために常に準備をしてきた。お前を誤った道に導いたことなど一度としてない。私がそれ以外に道はないと言った時は、その言葉を信じてくれ。 我々は戦いに勝つために必要なことをしている。先入観にとらわれている場合ではない。今こそ殻を破る時だ。お前が受け入れようと受け入れまいと、時代の波は迫っている。必ずしもそれに従う必要はない。だが我々の邪魔だけはするな。お前がいてもいなくても、我々は前に進む。 古い理念に固執することで何かを得られたとしても、暗黒の勢力に対して全力を尽さなかったことで失われるものに比べれば、それは些細なものでしかない。 戦わなければ我々は間違いなく滅亡の道を辿る。