The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

<破滅の座>

シヴ・アラスは太ももに備え付けられたキチン質の鞘から包丁を引き抜き、ドレッドノートの甲板に突き刺した。彼女は粉砕のトーランドに振り返り、彼女の玉座の場所に関する彼の情報が信頼できるのかを疑っている。彼女は刃を翻すと、叫びの海が捻じれた。亜空間の星雲が雪崩のように押し寄せ、濃い霧のように彼女の刃によって両断され、彼女の失われた玉座の世界をあらわにする。 彼女が刃を上に振り上げ、境界を切り開くと、亜空間の聖所が汚臭を放つ黒い腐敗に侵食されていった。穢された残骸の上空に佇むブラック・テラスの露出した肉から骨の橋が突き出している。引き裂かれたハイヴの旗が胸壁に掲げられ、その上空には、輝く3つの翡翠の目がシヴに向けられていた。シヴの目の前にエリス・モーンの荷姿の復讐の幻影が具現化する。 <復讐の魔女が奪ったものを己の影に守らせるのか> <臆病者が偽物に置き換わっただけのこと> 3つ目の亡霊がエリスの鉤刃を引き抜いた。シヴは突進し、魂の炎の残像を連撃を繰り出す。幻影は攻撃をはねのけながら、数多の攻撃の間をすり抜けるように歪み、応報の一突きでシヴの喉を貫く。 ハイヴの戦神が笑うと、吹き出た血が刃から骨の床へと滴り落ちた。そして、彼女の燃える目は、エリスの影の目を貫いた。 <我は戦争なり> <暴力で戦争を殺せると思うな> シヴは鉤刃を掴み、力強く横に引いて自分の首を切り裂いた。 <復讐で戦争を封じられると思うな> 彼女は鉤爪に食い込んだ武器を掴んで押しやり、血反吐が混じった笑いの咆哮を上げながら、無防備な幻影に自分の刃を振り下ろした。その一撃で復讐の化身は両断される。 エリスの保護魔法が薄れ、シヴ・アラスの玉座の世界が躍動する。そして、幻影は空に浮かぶ3つの監視の目と共に消滅した。 視界が晴れた空には5つの世界が浮かんでいた。郷地、砕けたトロバトル、月、そして影に隠れた2つの世界。戦争の領地だ。 <復讐はそれらを戦争へと導く> <戦争はそれらの破滅となる> <そして、その血は我が玉座を再建するだろう>