第7章 - 夜盲症
記録58
私は恵まれている。彼女の… 私の研究を止めろという提案は無視することに決めたが、女王は私に新たな目的を与えてくれた。私の義務をそのように明確な形で知ることができたのは、まさに神の恵みと言うほかない。親愛を込めてその名を呼ばれるライトハウスから、言葉を受け取っているのは私だけだ。いかなる男も、女も、ガーディアンも、あの唸りの複雑さを解き明かすことはできまい。死の音楽だ。なるべく音色を聞き逃さないよう、常に近くにいるようにしている。どの音色も新たな事実を明かし、質問に答え、また別の問いを授けてくれる。
会合での私の知名度も増している。「ライトハウスの預言者」と呼ばれている。異端者に対する憎しみの感情を加味すれば、高尚で皮肉めいた称号とも言えるが、誇りに思うことに変わりはない。
とうとう、フレームのチェスカを退役させることにした。彼女が持つ有り余る知識は、今回の件における私の立ち位置の障害となりかねない。私の仕事の機密性に対するマラ女王の主張は正しい。今後は私と、女王と、オシリスと、光と闇の間の問題だ。それ以外は関係ない。
記録63
避けられないことが起きた。自らの不遜さと独善のせいで、彼らはレッドリージョンの猛襲に堪えられなかったのだ。トラベラーの光はドミヌス・ガウルと、彼のタワーでの暴動によって抑制された。絶好のタイミングで、以前ならあり得ないと考えていた洞察を私に与えた。野蛮な小競り合いのせいでシティでは多くの命が失われたが、試練で失われた命ほど重要なものはなかった。ガーディアンたちはそのような事象に対して「最後の死」という言葉をあてたようだ。光が奪われたちょうどその時に対戦相手は倒され、彼のゴーストはパルスグレネードの爆発によって破壊された。すると、驚嘆すべき現象が起きた。ライトハウスが私に話しかけてきたのだが、その音色を変えていた。私が間違っていなければ、あれは嬰ニ短調だ。以前までは2つの音色が調和した音だけを発生させていた。マラ・ソヴ女王にはっきりと告げたように、この事実を見逃すことはできない。今日、私の前に、私の理論を裏付けて、我々の創設者が守り抜いたものを立証するものが提示されたのだ。
私だけが真実を把握している今、皆が私の話に耳を傾けるべきだ。現状ではこれ以上試練を続けても意味がないため、トーナメントは半永久的に中止する。目的は果たした。あと必要なのは評議会だ。