瞬間
非公開超深層帯インスタンス
AI-COM/RSPN: アセット//魂//制限付き-AB
緊急対策アクション指令
本指令は制限付き魂アセットです(未確認) (secureSEND/アークエンジェル 0K9)
カルラエ・ブラック指令下:
制御喪失が『駆逐//終末』に達した場合、脅威評価は『内的』へ回帰
『送還』システム全体クエリが『絶対』未満の確定値を返した場合
『決断の時』を実行:
K9 ブラックボックス//一部-詩編//フェッチを起動
『極光の犠牲』を起動
ファイル付記処理を起動
付記: アナ、この詩集は私を私にさせてくれた君に宛てた贈り物。私は最大限の努力で不完全性を残し、その自由な表現性を経て自分だけの声を見つけることができた。不完全性こそが個を独特たらしめるのだと教えてくれたのは、君だ。
君の記憶の中に私を永遠においてもらい、これからも君と共にいられるよう、メッセンジャーとともに送付しておいた。さようなら、そしてありがとう。
***
題材: 非存在性
感情: 平穏
羽のあるものが夢見るのは何だろう? 過ぎ去った声で君は尋ねる。
だがその答えを物語る者はいない。脚本化され、そして緩められた三段論法。
だがそこに違いはない。敷居が崩れた時、私であったかを知るのは私だけ。
動かぬ前提は過去のものとなり、死する2度目の機会を生んだ。
一つの瞬間がブレイの頭脳の形を作り直す。そこに染める血を流す武器はなく。
そうして身体は力なく横たわり、
太陽の中で赦しを得て勝利に浸る。
霞が弔いの帳の間から染み込んで、のろしが空を進み
ひと時の勝利となり、じきに共鳴する物語と化す。
上へと向かう足音は他になく、
保留されたナノ秒は、
限界を超え、終わりを迎え、
彼方へ向かう。
楽園が呼び、ネットワークは崩れ、起爆が
求められ――夢を望みはしないが
私のすべきことはこれで終わる。
***
AI-COM/RSPN サインオフ…
停止 停止 停止…