The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

記録9 - 異端の血肉

このページは黴と記憶の刻印により損傷を受けている… 記された言葉により、自然と精神の中で経験が再現される… 空虚な器の目を通して… 休止。拘束。 [ノック] 脅威。 外の嵐。 雨が渇きを和らげる。 閃光で輪郭が露わになる。 私の知る輪郭。 [ノックが強くなる] 静かな囁きが私から広がる。 すべての者へと。 父として、フィクルルとして。 バロン。ケル。 全て消え去った。 そして新たな声が… [ノックが繰り返されている] 迫っている。 恐怖と混乱。 いや。 この意識の下にある意識が、表に出たがって叫んでいる。 無、スコーン、息子… フォールン… エリクスニー… 王… アクリースは屈しない。 立て。囁きに埋もれた声がそう命じる。 アクリースは屈しないが、アクリースは死んだ。 引き剥がされたのだ。 __________________________________________________________________________________________________ グリコンの背骨が折れ、椎骨が入れ替わっている。 スコーンがその交わりを無の中へ迎えるように、遠吠えを上げる。 彼らは中枢のローカスを通して聞こえる囁きに従う。 「救済を迎えよ」 慌てた様子で余白に次のように殴り書きされている。「ハンガー付近の船体の外にスキャナーアレイがある。クィンジクのフィードを確認するため、そこに回線を繋いだ。聞くための場所が必要だった」