The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

不安

彼をしばらく追っている。追跡できたのは、向こうが私の通り道に現れたからだ。 彼は奴らとは違うが、全く別物という訳でもない…信用できないし、本性もよく分からない。彼は想像を絶する経験をしてきたし、誰もが尻込みするようなことをやってきた。しかし彼は常に距離を保っている…「光」から遠く離れているのだ。 なぜ今シティに向かっているのか? 旅が途中で終わる危険を冒してまで、最高の装備で身を固めた連中になぜケンカを売るのか? 理由は判然としない。逃げているような気もする。しかし何から? 誰から? 彼の過去には「影」の姿が見える。奴らは健在なのか? 狩りを続けているのか? あるいは、彼は何か他の…懸念のために必死になっているのか? 私が目撃し発掘した全ての事実…彼自身と、彼が歩んできた長くて曲がりくねった道に関する事実に基づけば、彼は事あるごとに敵を作ってきた。数世紀に渡って、敵のリストはどんどん長くなっていった。彼はリーフ以外の場所で平然と悪事に手を染めてきた。危険を顧みず、絶えず動き回り、絶えず探し回ってきたのだ。 ここでまた疑問が…なぜ今? なぜここで? 何を企んでいる? さらに重要なことは… 彼のゲームとは? ——背徳者による「放浪者」の観察記録