The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

仮説の教義

我らアイオンの子孫は、次の理念を遵守する: 合理的かつ有益な実験を行うには仮説がなくてはならない; 無目的な実験から得られる知識は皆無であり、貴重な実験材料を廃棄するのと同じである; 古来の伝統に則り、仮説を証明および反証することは、我らの試みにおいて最も価値のある方法である; 結果が確実であることを確証するために、同じ仮説を繰り返し検証することには価値がある; 異なる方法による同じ仮説の実験から得られる知識の量は、同じ実験を2度繰り返すことで得られる知識の量と同じである; 反復は学習の鍵である; 否定を立証するのではなく、仮説を立証することに力を注ぐべきである; 非存在の教えは有益ではあるものの、本当の学びを得るには、この時この場所にいる我らはあまりに多くを充てなくてはならない; 何かが疑いの余地なく存在しないと証明することはできない; 問いから始め、その答えとなる仮説を立てなければならない; こうすることで、仮説がその時点で重要であったということが確証され、よって我らを包み込む宇宙を理解するという我らの聖なる使命に貢献することになる; 仮説は推測や仮定ではなく、我らがこの世界で観察した事実を基に立てなければならない; 仮説は、学びに繋がらない不合理で簡単に反証できるものではなく、知識を得られる合理的な予測でなくてはならない; 悪い仮説を立てることは、悪い実験に繋がる; 我らの聖なる義務として、ひとつひとつの仮説に世界の重みを感じなければならない; 我らが互いと己に偽ることなく、あらゆる仮説の有益性、そして正確性と向き合わなくてはならない; 我らは査読の祭壇の前に傲慢を捧げ、いかなる犠牲を払ってでも学問に邁進しなければならない; そして、我らは必ず訪れる失敗から学ばなくてはならない。 <仮説>の仕者である我らは次を約束する: 我らは年の始まりと共に新たに出発する。春と呼ばれた季節には、過去に実施された実験や、検証された仮説を再検討する。我らのものだけでなく、先祖代々伝わってきたものも。我らは過去の実験を讃えるために既存する手順を忘れ、過去に確認された事実を基に立てられた新たな仮説で現在の研究を変化させる。こうすることで、古い研究は生き続け、我らは新たな光を照らされた過去の事実から多くを学ぶことができる。 我らは次の戒律を遵守する: 現実的に推論し、実験可能な仮説を立て、それらの体験から学ぶべし。反証された仮説は神聖であり、砕け散った失敗のガラスは見事である。進歩がどれだけ僅かでも、その価値は絶大であるため、ミクロン単位で讃えるべし。失敗には異常現象の呼びかけが記されており、証明には我らの答えが記されている。