The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

19: 再会

セイント14はハンガーに出入りしている船を眺めている。船のドッキングと着陸の拍子が、忙しない街にリズムを生み出す。見慣れた日常。慣れ親しんだ光景。まさに平和そのものだ。 1人の訪問者が、灰色バトに乗り込む。 ゼペットは振り返って歓迎した。「ようこそ、ブラザー・オシリス。よく来てくれました。サギラも一緒ですか?」 「やあ、ゼペット。サギラはイコラのところに行っている」オシリスは灰色バトのタラップに腰を下ろした。指の間にリボンを滑らせる。「やあ、セイント」 「オシリス? この出会いもお前は予期していたのか?」 「私は…」 --- 「お前のために随分と仰々しい神殿が建てられたものだな。もうすぐ死ぬんじゃないだろうな?」 セイント14は笑った。 「また会えて嬉しいよ、兄弟」