VII: 分断せし者と破滅せし者
アクラズールの嘆き
「姉さん、私は存在と意識は下等だ」
「あなたの破滅によって私は真の力を発揮する」
「降り立ちし邪神を守ろうとして光の子によって四肢を奪われた結果、私はパリアになれた」
「私の失敗によってもたらされた不名誉のせいで、疫病のように一族に恥が広がり、私だけでなくあなたや愛するマルカンスをも汚してしまった。私は疫病神だ。卑しき存在だ」
「にも関わらず… あなたの犠牲のおかげで、私は新たな使命を授かった」
「あなたの肉と骨により、私は再び自分を取り戻す」
「あなたを一生忘れはしない」
「あなたはこの世に生きるための私の器となるのだから。そして、私はあなたのエッセンスの器となる――あなたの意志は、永遠に… 私の中で生き続ける」
アザバスの誇り
「ありがとう、弟よ」
「きっとこれが最後だ」
「でも、そんな喜びも、私の憎しみ… 怒りの前ではかき消されてしまう」
「自分自身の破壊を選んだのは、あなたの怒りの力を知っているからだ。分断された後は勢いを失ったものの、未だ心の奥底で燃え続けていると知っているからだ」
「穴の弱者たちが波となってズルマックの刃に身を投じたように、私も生贄となる」
「未来が明るいものであると確信しているからこその犠牲だ。異端と呼ばれるかもしれないが、あなたの怒りのように純粋なものだ」
「唯一の悔いは、あなたの怒りが解放されるのを見られないこと。資格なき者をこの手で罰するのを感じることができないのが残念だ」
「弟よ、あなたなら私を通じて偉大な君主となり得る…」
「私の名を轟かせて――上昇し続けるスワームの苦難の女王、アザバスと」
「私の抜け殻は、愛する、大事な、復讐に燃えたアクラズールに捧げられ… 傷ついた王子は強く生まれ変わる」