サヴィン
探しているところだ。近い。近いのが感じられる。
私の「復活した者」はどのようなものか?高潔だろうか?残虐だろうか?
わかるはずだろう。違うか?わからない。それが問題なのかもわからない。生まれたときからずっと探している。誰でもいい。
砂丘の峰に昇る。夕暮れ時、ゴビ砂漠がどこまでも続く。見えた。燃える建物、何マイルもの中に一つだけある人間が建てた建物。飛行速度を上げるべきか、この速度を保つべきかわからない。それは問題ではない。死者は目が見えない。
緊張している。なぜ?
近づきながら、言うべき言葉を考える。最初の言葉が大事だ。「きみはトラベラーの光の子供だ」口に出して言ってみる。「この太陽系を守るために選ばれた...いや、だめだ。えーと。きみは...私たちは二人とも、トラベラーの子供たちだ。きみも私も...」
建物に忍び込んだときには自分の言葉を忘れている。気象装置がある。空っぽのオフィスがある。ボロボロの休憩室。休憩室の奥に自分の半身を見つける。フォールンのヴァンダルが倒れた冷蔵庫の下でつぶれている。
絶望的な気持ちだ。フォールンは見たことがある。殺し屋だ。放浪の殺人者だ。どんなことでもできる。しかしこれはだめだ。これだけは。
背を向ける。ゆっくりと17数えて部屋を回り、あと4で建物を回る。意思をしっかり持たなくては。第一目標を誇り高く持たなくては。だが持っていない。それは問題ではない。引き手を無視できない。
休憩室に戻る。何というべきかわからないが、フォールンであろうとなかろうと、これをするのはトラベラーの意思だ。光に手を伸ばし、次に引き手を合わせようと手を伸ばす。
冷蔵庫は光に満たされ、身を震わせる。低い唸りが聞こえる。「押しのけるんだ」私はささやく。「復活した者」がこの冷蔵庫の下で死んでいたら、私は太陽に向かって飛ぼう。誰にも知られることなく。地にはもう、十分に尽くしたのではないか。「助けに来たが一人では無理だ。押しのけて身を起こせ」
冷蔵庫が動き、横向けに倒れる。目覚めた男が身を起こし、夏の夜に邪魔な毛布をどけるように、胸にのったヴァンダルの死体を押しのける。力を振り絞って立ち上がる。
「あなたは?」と彼が尋ねる。彼は周囲を見回し、自分の青い手を見る。「私は何者だ?」
「私はきみのゴースト」私の声にはあきらかな安堵がこもっている。「きみはトラベラーに選ばれし者のひとり。人類の守護者だ。名前は?」
彼は指を動かし、あごを試し、ラズベリーを吐き出す。そして私を見る。「サヴィン。そう、自分をサヴィンと呼んでいたと思う」彼はうなずき、満足する。「行こう、あなたのゴースト」