今日はプライマス・ターウンが前面から軍を率いる。
雄たけびで士気を煽りながら陣地壕から陣地壕へと移動した。「お前の活躍は不可欠だ!」 傷ついたセンチュリオンにそう言うと、アーマーで覆われた肩をつかんだ。「しっかり戦え!」
戦闘に戻った。そのすぐ後ろでタルーアンが「行くぞ!」と怒鳴り散らしている。兵達に厳しい言葉を浴びせ、「両腕とも使って戦うなど弱者のすることだ」とののしった。
援護射撃を命じた。砲撃が頭上で轟音を鳴らした。カバル防衛線の下の平原で、ベックスが稲妻から出現した。トーチハンマーが迫撃砲のように燃え上がり、ターウンとその兄弟分は燃え上がるインターセプターの後ろに避難した。
「来たか」とタルーアンが呟いた。
ベックスの粒子ビームが先ほどのセンチュリオンのヘルメットに小さな穴を貫通させ、センチュリオンはその場に倒れた。ゴブリンはそのセンチュリオンの陣地壕に群がり、この陣地を援護しているゴリアテタンクがその群れに主砲を撃ち込んで、ベックス共々、陣地壕とその中にいるリージョナリーを倒した。激しい振動でタルーアンはターウンに倒れこんだ。
「これくらいの激戦は予想済みだ」とターウンは言った。タルーアンは笑った。
戦いは永遠に続く。義務と同じだ。ターウンは帝国から離れたこの場所で戦い続ける。失敗など許されないからだ。敗北より死の方がましだからだ。
しかし、ターウンは疲労を隠せない。
タルーアンは起き上がってベックスを撃ち始めた。「本当に実行する気ではないな?」 全身をアーマーで包み、1メートルしか離れていないが、通信機の声には雑音が混ざっていた。「行くな。馬鹿げてる」
ベックス・ホブゴブリンがタルーアンを撃ち始めた。
粒子ビームの音が鳴り響き、タルーアンの大きな体に直撃した。ターウンはタルーアンを引っ張って物陰に避難させた。ファランクスの歩兵中隊が駆け寄って間に割って入った。「命令だ。我々の報告は最上層まで行き、下された決定も我々まで届いた」
バルス・タルーアンは驚いて振り返った。「まさか...?」
「皇帝から直々に来た」。ターウンはこの死の世界から体を守ってくれる、命綱とも言える圧力ジェルの流れを肌に感じた。「いかなる犠牲を払ってでも、ハイヴの旗艦に乗り込み、掌握しろ」
ベックス・ミノタウロスがファランクスの防衛線の後ろにテレポートした。プライマス・ターウンのアーマーが標的を捉え、激しい爆撃を食らわせた。恐れ、怒り、悲しみをこのおぞましい機械にぶつけた。雄たけびを上げ続けた。ミノタウロスが燃えた。
カバル兵が歓喜を上げた。
「それはエリート部隊の仕事だ。消耗戦で動けなくなったスカウトリージョンのではない。待った方が—」
「俺に課せられた任務だ。あるもので何とかする」
「反抗」とタルーアンは呟いた。「反抗するべきだ」
反抗?バルス・トラウーグのようにか?ブロークンリージョンでリーフを襲撃し、この上ない敗北を味わったあいつのようにか?
義務は勝利だ。反抗に比べれば、死の方がましだ。死が確実なものだとしてもだ。
「いや」とターウンは言った。そして話は終わった。
ベックスは撤退している。力を合わせ、防衛線を守り抜いた。