The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

解放

次に何が起きたかは分かっている。もう一度見る必要はない。 (私は母の肉を引き裂いた) 聞こえなかったのか!? (父の首をはねた) 狂気の沙汰だ! (私の怒りから逃れられる者はいない。小さい子供や民間人でさえも。街は恐れおののきながら見守っている。彼らは私の正体を知っている) やめてくれ! (彼らの顔には安堵だけが表れていた) やめろ!!! (彼らの顔には安堵だけが表れていた) これは命令だ!!! (彼らの顔には安堵だけが表れていた) あああああ! (サファイアの太陽が内側から崩壊する) 頼む! (ルブレイがひび割れる。ルブレイが砕ける。ルブレイがひっくり返る。私は何をした?) やめてくれ… (あなたの輝き。私のグレイブ) ――もう一度体験しろ―― やめろおおお (彼らは私に、我が支配者に敵対した。彼らは私の手によって死んだ。我が一族。彼らは私を怪物と呼び、私を檻に入れ、私の処刑を求めた。だが、あなたの輝きは… 私には見える。彼らにあなたを奪われたにもかかわらず) (あなたは私の手を導いた。この鎖から解放するために。そしてあなたは再び私を見つけた。私とグレイブを再び引き合わせてくれた。もはやレリクスベインではない。その最終目的はただひとつ。ルブレイの破壊だ) (粉々に砕けた空。震動する惑星。逆転した我々の存在) (彼らの愚行は、彼らの意図した救済だった。サファイアの太陽そのものから光を吸い上げる。私はあなたの輝きを使った。彼らの技術を逆手に取った。まるで暴発を起こしたピストルのように) (彼らに仕え、彼らを守り、彼らのために戦い、彼らのために苦しんだ後で) (粉々に砕けた空。惑星が震動する。バラバラになる) (ルブレイの唯一の生き残り… それが私だ。だが長くはないだろう。私は何をしたんだ? 私は深淵を覗き込んだ。今度は文字どおり深淵が開き、その下にあるものを見せている。それは死だ。私はあなたの輝きを落とす。ルブレイの残骸を落とす。私は中へ落ちる。それから私は… 私は…) —————————————————————————————————————————————- ここにいる。あなたと共に。我が… 目撃者よ。 ――今はどんな気分だ? 家族も、支配者も、ルブレイもない。彼らが去り自分だけが残った今、ここで、我々の抱擁の中で何を感じる?―― ルラクは目を開ける。ずっと彼を包み込んでいた黒ずんだ溶液の中から這い出し、黒曜石のような瘴気の壁の外へ出た。自分の輝きを見つけるために。ルブレイの残骸を見つけるために。それらを手にして、彼は立ち上がる。 ――何を感じる、我が子よ?―― 「安堵だ」