The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

向こう側

マヤはまたもや忌まわしい力の渇望に支配されている。超因果のエネルギーをかき集めても、破滅的な結果が訪れることは目に見えている。繊細な糸でできた時間軸は、容易くもつれてしまう。奴は軍を招集するという目的に執着するあまりに、冷静に判断することができていない。このツケが、いずれ奴自身に、そしてまたもや我らに返ってくることになるだろう。 マヤは我らから身を隠している。恐らく、残響の代わりとなる力を探しているのだろう。イコラと私で奴の捜索を続けているが、奴はいつも我らの一歩先を行っている。私はすべての存在に、奴を食い止めるよう呼びかけている。だが彼らは応えない。 01100010 01101100 01110101 01100101 今でも引きずってる。最近までは、あいつの目に守るべきものは映ってなかった。 あいつは生きる目的を見つけた。それは別にいいけど、そうやって目的を見つけられたのは、私があいつに命を与えたからだ。 私にだってさ、少しくらいは守る価値があるんじゃない? A.M.――プラクシック観測77: 鉱物は治療の役には立たなかった。別の治療法を探すしかないようだ。試験中に浮遊石が、半径3メートルほどでしか感じられない小規模な地震を引き起こした。地震はIIIがプレートを動かさなければ発生しないはずだが、IIIが生きているはずはない。また根本から考え直す必要がありそうだ。 マヤは未だ行方不明だ。奴が以前犯した過ちが、今の過ちにつながっているのだろうか? 派遣できるベックスの軍団がなくては、奴は新たな計画を実行することができない。この状況が変わるまでは、ロディとナインの研究に集中しなければ。 A.M.――プラクシック観測79: 浮遊石が発生させる地震を役立てることができそうだ。地震は腐った土をあらわにし、それによって我々の食用植物に変化があった。花粉が微量のジメチルジスルフィドを放出するようになったのだ。今まで臭いに気づかなかったことに驚いている。現在タワーで種の改良を進めているところだ。懸念しつつも、期待している。 01100010 01101100 01110101 01100101 話せなくなったおかげで私は成長することができた。 でもあいつは昔のままだ。確実に殺される状況にやみくもに突っ込んでいく。あいつは彼女が無事になるまで諦めないだろうね。あいつみたいなぼんくらじじいには大変だろうけど、 私が手伝えば何とかなる。あいつは私の助けを受け入れるしかない。