The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

興味深い発見

奴の行動が及ぼした影響の大部分は未だ不明だ。窮地に陥ったマヤのせいで多くの命が脅かされたが、それでも私は奴に共感せずにはいられない。誰もが生存するためにリスクを冒してきたはずだ。 01100010 01101100 01110101 01100101 あいつは忘れてるみたいだけど、私だって幻視でそれを見た。私たちはナインが仕組んだお芝居で同じシーンを見たんだ。でも私は寝そべってあいつらの駒に腹を撫でられるのを待ったりはしなかった。 放浪者がそれを大人しく受け入れるとは到底思えないしね。 時々、ふと恐ろしい考えが頭をよぎる。絶望の縁に立ったマヤは破滅をもたらした。私はブリアのことを思い出す。残酷な考えだが、私は悲しみに我を失い、彼女を返せと星々に嘆願した。しかし、選択はすでに下されていた。絶望的な決断は悲劇的な結末を招く。 01100010 01101100 01110101 01100101 放浪者もいい加減予言のことなんか忘れるべきだ。あの夢のせいであいつの頭はおかしくなった。 放浪者はあいつらを満足させれば過去の失敗が全部帳消しになると思ってるのかもしれない。でもこんなことをしても、失敗をひとつ増やすことになるだけだ。 A.M.――プラクシック観測32: 最近独立したであろう2体のベックスが互いを抱擁していた。寒くもないのに、奴らは震えていた。抱擁することで、恐怖を和らげようとしていたのかもしれない。奴らは我々のように不安を覚えるのだろうか? 未知なるものを恐れるのだろうか? しかし、これらはすべて人間の感情だ。比較すること自体が間違いなのかもしれない。 01100010 01101100 01110101 01100101 私は罰を受けてるんだ。 あいつを助けても、背を向けられるだけだ。「ありがとう」も、「よくやってくれた」もない。別に褒めてほしいわけじゃないけど… もっと何か欲しいんだ。 あいつは自分のことを憎むあまりに、助けられることすら嫌がるんだ。 01100010 01101100 01110101 01100101 何も話さなければ、耳を傾けてくれるって? 考えが甘かった。私の目的はただひとつだった。あの時は、それだけが必要だったんだ。 後悔はしてない。でも、あいつが私を助けるために、同じ犠牲を払わないってことは確信してる。