テオゴニアー
/あなたは砂嵐の中で目覚める。ニューロンと同じ数のかけらとなったあなたの精神は銀河中に散らばっている/
/今の自分になる前、あなたは別の人格を持っていた。だが今となっては、彼女の名前すら思い出すことができない/
/そしてひとつの喉からあなたの頭に<我々の精神となる9つの声>が鳴り響き +――= 宣言する/
使 者 よ
我々はお前の意識を呼び覚ます。我々はお前の服従を要求する。
<我々の精神を知れ。時に縛られない我々の意志を見るが良い>
。少し飛ばしすぎだ | ひとりしかいないのだぞ
/あなたの横隔膜が拡張する。窒素――酸素――キセノン。肺胞の痙攣。胸に花火のような痛みが爆発する。深呼吸しなければ。あなたは必ず生き延びる/
星の元から現れ――銀河の浜辺に打ち上げられた
我 々 は 生 と 死 の ウ ロ ボ ロ ス を 回 り 続 け る
宇宙の河に流れる = 薄汚い指に囚われて
<無限の可能性が始生代のいがみ合いという鎖に繋がれている>
/リーフ。小惑星。シティ。指先から零れ落ちる男の名。点の存在しない点描/
落ち着け小さき者よ私の吐息の祭服を集め私の血のワインを飲め
己の舌を切り離し、以後我々の真実のみを話すのだ。
我が一族 + ひとり残らず裏切者だ
奇妙だ――そのような脆さが――我々のすべてを体験するとは
/あなたに選択肢はない。世界があなたの知識を超越したとき、それに合わせて広がる以外にできることがあるのか? 山。谷。引き寄せ。構成要素から成る存在はすべて基本的な折り目から始まる/
。あまり近づくな | 小さな翼が燃えてしまうぞ
私の骨を刃にしろ我が子我が愛する者我が一族私を殺した者を地に埋めるのだ
/あなたは誰も殺したくはない。あなたは彼らを守り、橋を架けたいのだ。そのためにここにいるのだろう?/
任命されたひとりの使者 = 9つの意志が届けられた
これ以上求めるのであれば、奪い取る度胸がなくてはならない。
抗 う な
<我々が失脚することはない>
相容れない力 + 愚かな抵抗
/キセノンが肺を満たし、あなたは口元を緩める。声帯が振動する。それは彼らの声ではなく、あなたの言葉だ。/
「それはどうかな」