The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

オノールからのメッセージIII

コーモラントレベルの暗号メッセージを以下に記す。音声使用不可。 [ゴーストの残骸の隣に置かれていた記録一式] このゴーストは、最近シティで起きたプラクシックとの銃撃戦で死亡した背教者のガーディアンのものだった。 彼のガーディアンは死亡したタイタンの1人で、ある名前で呼ばれていた。 ドレドゲンだ。 このペアはドレドゲン・ヨルの考えに賛同していた。 カバル大戦を経験したベテランであれば、わざわざ後期暗黒時代を振り返る必要はないだろうが、念のために説明しておこうと思う。ヨルは我々の中で初めて、暗闇を不当に利用して身内を殺した人物だ。そうなったらガーディアンでも二度と帰ってはこられない。 近現代に出現した、彼の名を語った無法者の一味は、ヨルの影と呼ばれている。ヨルの思想に完全に同調しているわけではないが、彼ら全員がパワーを求めて暗闇と接触しようとしている。放浪者の前ファイアチームの証言によれば、彼も影の一味だったようだ。今もそうである可能性は高い。 この一味は長い間、表舞台に現れていない。放浪者の要請により、新たな「ドレドゲン」がその後を引き継いだという噂もある。彼らは旧ロシア軍やカバル大戦に兵として参加していた、比較的若いガーディアンで構成されている。古の血筋の者たちではない。 どこまでが彼らの仲間かは分からない。誰にでもその可能性はある。 とにかく、古の血筋は全員街に戻ってきたきたことが確認されている。その手の中にあるゴーストは、かつては彼らのものだった。 影を狩る背教者であり、ゴールデンガンを生み出したあのハンターが、この件の黒幕だったとしても不思議ではない。 影が戻ってきた理由は分からないが、いくつか可能性は考えられる。 放浪者は認めたがらないだろうが、シティのガーディアンがギャンビットという形で暗闇と戯れていることは周知の事実だ。影は積極的に誘い込みたいのかもしれない。彼らはかつて暗闇を利用してガーディアンの兵器庫に侵入しようとしたが失敗した。だとしても、放浪者と影の意見が一致しない可能性がある。あの男は一匹狼であり、根っからの詐欺師だ。ガーディアンのコミュニティの土台を破壊するのと同時に、同じ数の土台を別に構築する。彼は自分自身しか信用しない。もしかすると、自身と同種の存在から身を守るために、ギャンビットの常連を集めているのかもしれない。 あるいは、ドレドゲンがここに現れたのは、仲間である放浪者に手を貸すためなのかもしれない。ギャンビットの運営や、知られざる新たな目的の遂行ために。 信頼の証として、ここまでの情報は全て共有させてもらう。放浪者を信用してはならない。彼やドレドゲンに関わるつもりなら、こちらは一切責任を取らない。すでに彼らの名を背負っていたとしても、まだ選択を正す時間は残されている。 その手の中にあるゴーストと同じ運命を辿るな。あれは無残な死に方だった。