The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

月 – 2

ドクター・ウェイド・ボウの日誌、K1第4採掘現場、日時不明: 昨夜、軽く睡眠をとろうとしていた時に初めて金縛りを体験した。不眠症だったため予想はできていた。予想外だったのは、それが非常に現実的だったことだ。炭鉱労働者たちが怖がるのも仕方ない。 私を見下ろしていたのは影だったが、はっきりした存在感があった。私の脳は、それが物理的に存在していることをまったく疑っていなかった。恐ろしい話だ。 さらに驚いたのが、その影になぜか親しみを感じていたことだ。なぜかはわからないが、その顔さえ見えれば、すぐにそれが誰だかわかる気がした。