日の出と日没 / 流浪者の物語 回想 今回は躊躇せずに彼女の部屋に足を踏み入れることができた。部屋を物色するためではなく、ただそれができるのだと自分に証明するために。彼女はそこにはいない。戻ってくることもない。そのことを忘れてはいけない。 彼は小卓の表面を指でなぞり、彼女なら彼に何と言うか想像しようとした。 Previous 決意 Next 想像