失われたリージョン(16)
だが、失われしリージョンは死に至らなかった。
戦いの終わりに、大いなる恥辱の中で、
偉大なる武器が彼らの手から次々と落とされた。
そして囁きによって、新たな彷徨いへと誘われた。
闇に作られた物と宿られが恥ずべき抱擁を交わし
失われたリージョンは死して己が名前を得た。
呪いにみまわれ、恐怖に引き裂かれ
暗くなった瞳を上げた時、それは炎をまとい
紫の火柱の中から目覚め、刃が叫ぶ。
頭は燃え、終わりは無限の中にのみあった。
もうこの地で彷徨い、戦に興じることはない。
失われたリージョンは恥辱と物語の中で生きるのだ。