エイドの報告(26)
「ヘッドレスを作り出したのは人間だと、本当にそう思うのですか?」グリントは自分のシェルのフラップを何度も傾けては戻す。
「ええ。古い人類の儀式の一環として作られたのではないかと思う」エイドはゴーストの憤りに気づくそぶりを見せずにそう答えた。「ホール・ビトウィーンという儀式のね」
グリントはいぶかしげに身体を傾けた。「ホール・ビトウィーン… 狭間って、何の狭間ですか?」
「生者と死者の世界のよ」エイドは説明する。「そして大昔のカボチャが、その鍵となっていたの」
グリントのシェルのフラップが、混乱したかのようにがくりと落ちる。
「つまり何を言いたいかというと、あなたのヘッドレス発見についてはとても感謝しているわ。でも、その出自に関する結論だけは同意できないの」
「あと、明らかに間違ってる名称もね」エイドは付け加える。
「でも、私は――」グリントは口ごもる。
「もう一度言うけれど、彼らには頭部がある」エイドは憤然として力説する。「頭部こそがその特徴なのだから」