The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

肯定

[VanNetの暗号化ルーターより報告] 失敗だな。今回は肯定を意味するような曖昧な表現を除き、たいした意味を見いだせない。もしかしたら私の解釈が間違っているのかもしれない。 [ハイヴの革にナイフで刻まれた私信] 「イエス」それは私の関心を認め、私を励ます言葉だ。暗黒が手を伸ばしてきたのなら、そこから逃げるべきだ。だが私はそうしない。この賛同は… 私を奮い立たせる。私は既にその力に取り込まれてしまったのだろうか? これは相手の勝利を宣言しているのだろうか? ガーディアンだった頃、古い潜水艦から物資を回収するために海に潜ったことがある。あまりにも深く潜ったことで、空気そのものが毒となった。自分たちの美しさに魅了された我々は、世界から隔離されたその状況に酔い、互いのヘルメットを覗き込んだ。しかし、海面に上がった時―― 耐えがたい痛みが走った。 今もあの深海の圧力を感じる。指と耳が痛む。敵の興奮が私に恐怖心を抱かせる。それは与えることができない、与えるようにはできていない。フォールンはそれを「奪われないための素晴らしき能力」と言う。それは奪うことしかできない。「イエス」という肯定はつまり、私から何かを奪ったという意味ではないだろうか? 私の道筋は決まっている。ザヴァラには何も言っていない。私がこの役目を果たすことで他の者の助けになると信じている。 [わずかな空白] ――ついにあのシュメールの女が戻ってきた。彼女はタイタンで環境庭園を発見した。正真正銘のパイナップルだ! パイナップルは実在する! このガーディアンは力になる。ただ、同じような輝きを持つ者や、それ以上の輝きを放つ者もたくさんいる。違いを作り出すのは忍耐強さだ。彼女が我慢強いかどうかはいずれ分かる。私は彼女にパイナップルの種を手に入れるよう命じた。 彼女の名はエリアナ。白く、無邪気な瞳をしている。 この仕事を諦めるつもりはない。パイナップルとレーズンの炒飯を完成させるまでは。そして、何が起ころうとしているのかを確かめるまでは。