I.III: 傷ついた血と折れた骨
アザバスの熱烈な抱擁
「弟よ、私たちの中で最も苦しみ生き抜いたのはあなただ」
「多くの者にとって、あなたの分断は恥として捉えられる」
「多くの者は、あなたが敗北するくらいなら先に塵となった方がましだったと思うだろう」
「私の怒りは、歌と同じように、これに異議を唱える」
「あなたを貶める者…」
「分断されしナイト、アクラズール」
「辱められたアクラズール」
「弱き者」
「未練が残る者」
「どの名も同じ人物を指し、不滅の光に歯向かおうとしない者全てを指す」
「彼らは私たちの明るい未来の敵だ」
「あなたの骨が砕かれ、この傷だらけの月の地に四肢を埋められるのを、影から密かに眺めていた者たち」
「愛する姉が成し遂げようとしていることは罪深いと私も思う」
「彼女の意図はさらに罪深い」
「だが、私たちがなるはずだったもの――私たちに約束されていたものに誇りを感じる」
「だとすれば、なぜ恵みを与えてくれない“後継者”たちに感謝する必要がある?」
「姉さん、私はいつでもあなたと一緒だ」
「弟よ、私はあなたと共にある」
「塵や灰と化すか、神々が私たちの犠牲の重荷に耐え切れなくなるその日まで、道を切り拓くために皆で苦悩しましょう」
「私たちにはその資格があるでしょう?」
「先祖より続いた権利にすがることなく、力を一切求めず、邪悪な者の手に渡ってしまうのを防ぐ大義を持っているのだから」