I.I: 傷ついた血と折れた骨
マルカンスの不遜な欲望
「血筋は絶たれた」
「いずれにしても後継者は争うことになる」
「オスミウムの王宮の最後の王との血の繋がりと骨の絆は、彼らが昇天の候補者であることを示すが、無条件に権利が授けられるわけではない。あらゆる進化は強制されたものであり、王や王子の敗北により空席となった玉座を巡り、甘やかされた子供らが醜く争ったとしても、剣と血の魔術はただ静観するばかりではない」
「彼らは見ての通りである」
「嘘つき」
「偽者」
「彼らの王と同じように」
「彼の王子と同じように」
「王宮の血統そのものが下劣だ。歴史はそれを否定するだろう。だが、歴史が真実とは限らない」
「私だけが未来を憂いていることは罪であり、そのために全員が罰せられるべきだ」