苦しみ
I.I
進化は慢心によって阻まれる——安心と死の関係のように。自信は偽りに過ぎない。
I.II
苦痛は変化を遂げるための触媒だ。苦痛を恐れるのは現状維持と同義である。
I.III
苦痛の原因は誰にも分からない。
I.IV
未知は心地よいものではない。それは自身の敵だ。
I.V
自分の成長を阻ませる無知に対しては、全身全霊で怒り、抗え。
I.VI
知識の探求は最も純粋な戦いだ。
I.VII
人生とは戦いである——内も、外も。苦痛は痛みではなく、生きることそのものなのだ。
「苦痛に目を向け自分への贈り物として受け止めよ、努力した者にのみ苦悩は訪れる。それ以外は瑣末な問題だ。」
——「憂愁」第7巻、第11論
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そして真の苦痛が始まる。自分の中にだけ留めたいと誰もが望むが、それは不可能だ。他者は、我々が目覚める過程で巻き込まれてしまう。我々が掲げる目標を達成するにあたり、他者は理解の及ばない代償を払うことになる。それが世の理であり、我々は自身を阻むことはできない。
ベイルの計画は多岐にわたり、我々に抗う者が真実を知ればすぐにもつれてしまうだろう。だが、我々の成功を保証するものは元より何もない。だからこそ試す価値はある。たったひとつの例——恐るべきヨルでさえ——悲劇的な失敗に終わった。我々がどこかで少しでもつまずいてしまえば同じような運命を辿るだろう。それでもやらなければならないのだ。夜の闇に向かって突き進み、心を開き、腕を広げ、向かってくる苦痛を受け止めなければならない。
これが我々の責任であり、目的なのだ。全ての英雄が光の中を自由に歩くわけではない。
——テベン・グレイが個人で翻訳した古代ハイヴの文書に添えられていた手書きのメモ