フィンチ II
ああ、まさか、そんな。よりによって… なぜ私がこんなことをしなければならないんだ?
ハイヴは決して完璧ではなかった。それどころか、率直に言って邪悪そのものだった! でも君はどうだ? 私は君に自分の一部を与えた! 私が悪に染まるのを受け入れたのは、君をより良い存在にするためだ! 君なら理解できたはずだし、それができるのは君だけだった。なぜ分かってくれなかったんだ? だから、これは君のせいだ。私のせいではない!
ああ、分かっている。死んでいるのは嫌なんだろう。分かっているとも! 私が分からないとでも!?
私は見ていた。君がガーディアンとそのゴーストを撃つのを。殺すのを。それもこれも、呼び戻してくれと求める君の声が、頭の中に聞こえてきたからだ。これまで私は耳を傾けてきた。君の声に… そして自分以外の他の者全員の声に。
奇跡を期待したわけではないが… 君は他とは違うと信じていた!
そうだ、今や君は死んでいる。君の声は聞こえている。だが無理だ。分からないか? とにかく無理なんだ!
私はもうこれ以上人殺しの手助けなどしない。君の私的な祭壇に人類を捧げるつもりはない。君にはそんな資格などない…
ないんだ。
これまでもずっとなかった… 違うか?
なぜサバスンが光を持っているのか? 私はずっと前に「なぜ」と問うべきだったのだ。当時、我々の中にそう問いかけた者はいなかったが、私だけでもそうするべきだった。君も私もこれが間違いだったと分かっている。
もはやトラベラーへの信仰心は残っていないが、それでも分かる… トラベラーなら怪物を与えて「その者を神にしろ」などとは言わない。君も私もこれが間違いだったと分かっている。哀れみだったのか? 楽観主義か?
もしかすると… 分かり切ったことだったのかもしれない。ハイヴは贈り物を受け取ったりせず、奪い取る。トラベラーは騙されていたのかもしれない。長きにわたる欺きの終わりだ。トラベラーは、ただの愚かな都合のいいカモではない。ガウルは身をもってそれを知った。
まだ何かあるはずだ。さらに深く探ってみなくては。もし君と繋がったせいで地獄に落ちたのだとしたら… まあ、地獄からスタートして這い上がるのもいいだろう。彼女がどんな手を使ったのか解き明かしてみせる。私の気を変えさせようとしても無駄だ。君は一生死んだままだ。分かったか?
君が私を怪物にしたんだぞ。私が怪物のように振る舞っても、泣き言を言う資格はない。