第13章
イマルにとって、見つけたキャンディを盗むのは簡単なことだった。だがそれよりも、アーチィがカモからキャンディをもらい、腹部の空洞にトランスマットするほうが容易かった。だが彼らがすぐに直面した問題は、その後でどうするかだった。
イマルの部屋は隠せるような場所もない上に、近くには彼の番人がいる。そこで、彼はタワー内の数々の隠し場所を探した。だが、次の隠し場所を見つけるのに手間取れば、その分だけアーチィは体内にキャンディを溜めておかなければならないということだ。キャンディの重みでアーチィの動きは大幅に鈍り、キャンディが溶けるのを防ぐために、高次機能には遅延が生じていた。
「懸命に働くよりも賢く働くほうがいい」イマルがようやくアーチィに認めた。「この作戦を拡大する必要がある」
アーチィが返事をするようにお腹を上に向けて仰向けに寝転がると、その体内でキャンディの包み紙が音を立てた。