The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

第30章

「大惨事ね。バザーの祭りエリアが破壊されたのは本当に残念だわ。爆発のせいで撒き散らされた液体は私たちの計算よりもずっと濃度が高かった」エイドが言った。 「においも酷いな」ザヴァラがそう言いながら鼻をつまんだ。「これは… 実に不快だ」 アナは自身の肩に付いていた液体を払った。「確かに気持ち悪いけど、それでも有機物であることに変わりはないよ。この前アーチィの分析をしてたとき、この子のサブルーチンに“クリーンアップ”っていうプロトコルがあったんだけど、コードにアクセスできなかったの。今なら、この子にやってもらえるかも」 「何が起きるんだ? これを全部一か所にまとめてくれるのか? それとも… 食べるのか?」クロウが聞いた。 アナが肩をすくめた。「やってみるしかないよ。アーチィ、ちょっとそのプロトコルを実行してくれる?」 アーチィが吠えて作業に取り掛かった。