ガウルに関して
女王陛下、
カバル大戦はそれほど昔のことではない。ガウルの悪夢は、我々の経験した虐殺の不快な記憶を呼び起こす。我々の多くが、この残忍な悪魔の非道な行いにより未だに苦しめられている。彼は人類にかつてないほどの悲劇をもたらした。彼はトラベラーを奪い、その光を手に入れるために、我々の故郷とタワーを破壊し、その過程で幾多の無関係な人々を殺害した。
ガウルが行った中でも最も罪深い行為は、トラベラーを奪おうとしたことではなく、預言者の死に関与したことでもない。自ら冒涜的な幻想を作り上げ、自身がトラベラーの光を受けるに値すると考えていたことだ。裏切りとごまかしにのみ長けたこの乱暴者が、本当にトラベラーの光を受けるに値する存在だったのなら、見当違いの遠征でこれほどまでの無意味な血が流されることはなかったはずだ。
光は自己犠牲と献身の象徴だ。光は調和の取れた平和な世界の希望だ。ガウルは力だけを求めていた。彼が光に選ばれることなどあり得ない。
私は選ばれたのだろうか、あるいはこの人生の旅路の中で自分が選択したのだろうか。時々それが分からなくなる。運命が私を作ったのだろうか、それとも私が運命を作ったのだろうか? いずれにしても確かなことは分からない。間違いないのは、その時々で正しいと感じたことを選択し、その選択が正しいことを祈るほかないということだ。
ガウルがガーディアンの力に屈し、トラベラーに光によって破壊された時、私は安堵した。それはいわば再確認だった。ガウルに同情すべき点はない。不快な怪物が当然の報いを受けたに過ぎない。怒りを原動力にしたあの力への欲望が、我々の大いなる試練を乗り越えられるとは思えない。だが、次に暗黒から現れた者が、ガウルとは比較にならないほどの悲劇をもたらす可能性もある。ピラミッドの中で何が待っていようとも、我々は立ち向かわなければならない。