The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

オムニガル・クロタウィルに関して

女王陛下、 オムニガル。 クロタに媚びへつらう狂信者であり怪物。クロタの忌むべき子の母。そして友人であるサイを殺した張本人だ。オムニガルは星々に恐怖をもたらし、無数の命を奪った。彼女の叫び声は弾丸と復讐心の嵐にかき消され、最終的に勇敢なガーディアンのファイアチームによって倒された。 そして今、私の耳は再び彼女の鋭い叫び声に貫かれている。 ピラミッドは手札を使って“全賭け”をするつもりだ。ケイド6ならきっとそう言うだろう。おかしなものだ、彼がいなくなってから彼のことを昔よりも考えるようになった。自分が思っていた以上に、他のガーディアンやバンガードに親しみを感じているようだ。ピラミッドがオムニガルの悪夢を戦場に引きずり出そうとしているなら答えはひとつ、核心に近づいているということだ。 この悪夢が本物ではないことは分かっている。だが心は騙されやすい。例え一瞬であったとしてもだ。破壊的な力はあらゆる瞬間に存在し、暗黒はそれを利用しようとしている。私も抵抗はしているが、悪夢は力を増す一方だ。 ピラミッドの圧力にいつまで耐えられるかは分からない。記憶にバラバラにされそうだ。慣れ親しんだ疲労による苦しみが、その醜い頭をもたげている。やれることはやるつもりだが、それで何とかなるとは思えない。 最悪の事態が訪れるとしたらこれからだ。