The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

記録99、100、 101

記録99 昼になり、ついにトラックの準備が整った。遅い出発だ。今朝、地上に横たわっていたカラスの死体を見た。縁起が悪い。 残っているのは、由紀と私、そしてブラックアーマリーの仲間3人だけだ。いや、5人と… エクソだ。私はまだ彼女の姿をちらりとしか見ていない。あの鉄と人工繊維でできた体にあまりに多くが懸かっている。 私たちは今日、彼女を目覚めさせた。彼女の目を見ることができない… 空に鳥の姿はない。私たちは空港に向かい、安全な行き先を探すことにした。 研究所から出たのは私が最後だった。またここに戻ってくることはあるのだろうか。 --- 記録100 エクソは私に色々と聞きたいことがあるようだ。私もいくつか聞きたいことがあるが、今はそんなことをしている場合ではない。今日の午後、道端で銃撃を受けた。幸運なことに、敵は私たちほど武装をしていなかった。 私が人類全員に武器を持たせたくなかった理由が現実となった。人間は信用できない。私たちには共通の敵がいるはずなのに、なぜそれが分からない! 文明の骨格さえ失われた今も、私たちは人間同士で戦い続けている。 --- 記録101 トラックが動かなくなった。ここからは徒歩で移動するしかなさそうだ。 他の旅人は反対の方向に向かっている。研究所を放棄して本当によかったのだろうか。 取り消せるものなら取り消したい決断の1つだ。