The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

ラミナク・リー

//信号検知/プロトコル==タイトビーム //状態==優先 //発信源確定==CR.スターゲイザー 解読中… //記録は以下を参照 よし。いいぞ。起動シーケンス、OK。システム、イエロー。 //環境音: 打撃音 やれやれ。あの扉も長くは持たないな。くっ。ダメだ、ダメだ。黄金時代の地球って、何もかも頑丈に作ってたんじゃないのか。予測… 12分だって? //環境音: 打撃音 7分。まあ、最悪とは言わないけどさ。だろ、ヘルナンデス? ヘルナンデス? 頼むよ、ちゃんと背を伸ばして座っててくれ。うなずけるか? 死ぬんじゃないぞ、ジョセップ。ルンやチャブラ、ハダヤティの後を追うなんて許さないからな。死ぬのはクラウドストライダーの役目なんだ。他の皆が死ぬなんて、話が違うじゃないか。 うん… よし。作業に集中だ。 //環境音: チャイム音 ああ、マラハヤティ! あいにく、最悪のタイミングだよ。これからどうしたらいいのやら。 //環境音: 打撃音、怒声 静かにしてもらえないかな。頼むから。 吸って。 吐いて。 マラハヤティ、情報戦略オペレーションにアクセス、グローバルスケールで。承認コード、IC-33922605・ベータ・ベータ・イプシロン。新しいオペレーションパラメーターの受領準備。 ヘンな話だよな、ヘルナンデス。地球の生存者たちは綺麗な水を巡って殺し合ってるのに、チョーサーを教えようっていうんだからさ。敗血病で死にゆく最中でも、杜甫の書物について議論するのかね? //環境音: 打撃音、怒声、銃撃音 5分間くらいで吸収できる範囲内だと思うけどさ。あの扉をカルヌンタの後継者たちが打ち破るまでの時間かな。撃っちゃったのは間違いだったかな。 うぉーっとっと、ダメだこれ。無理無理。いま気づいたけど、あの怨念のこもった同調者の一団が、倒れた光の戦士の敵討ちのあとに、この施設の赤色のボタンを全部押して回られたらマズいんじゃないかってさ。だろ? いや、ヘルナンデス。それはないと思う。 //環境音: 打撃音 だから静かにしてくれってば! 静かになったか? よし。マラハヤティ、戦闘衛星ネットワークにアクセス。頭上には何がある? ガンマ線放射器か。早いし、無駄がない。痛みを感じる前に神経が死ぬ。情けさえある。少なくとも、あの集団が隣人たちにした仕打ちよりは、よほど慈悲深い。 でもこの集団だけじゃない。そうだろ、ヘルナンデス? いや、駄目だ。自分たちが降りてきたところを大勢が目撃したんだ。それも拠点丸ごと。三百… いや、四百はいるか。話は漏れるし、ウォーロードの耳にも入る。広域散開なら一掃できるな。無痛で済む。 //環境音: 打撃音、銃撃音 いや、ヘルナンデス、お前の言うとおりだ。不適切だな。ここまで来たのは、裁判官と死刑執行人の役をやるためじゃない。教えるためなんだから。 いや、教えるのも違うか。説教しにきたんだ。我々の知る姿の文明の讃美歌を伝えにさ。 //環境音: 打撃音 で、だ… 子供が銃で遊ぶのをどうやって止めるかだけど。銃は動かせない。かといって、子供の手も折れない。じゃあ… 銃を破壊するか? マラハヤティ。サンセット・プロトコル施行。全システムの破壊を開始―― 待った。 マラハヤティ。グローバル・アーカイブにアクセス。ラスプーチンroot、IC-3392260695にアクセス。検索・置換。海王星=ゼロ。エクソダスインディゴ=ゼロ。 戻る。 サンセット・プロトコル施行。 //環境音: 爆発、判別不可能な大声 ふむ。ヘルナンデス、ここからは帰る方法を見つけないとだ。