The Grimoire Archive
グリモア トラッカー 書物

エウロパ – 9

グリントは、潜みし者の元メンバーと会うためにバー「飲んだくれラーメン」に向かった。彼は匿名を条件に会うことに同意していたが、グリントが到着した時には既に酔っていた。 「何と言われても構わない。私はこの目で見た」とその男は言った。彼は追加でピッチャーを頼んだ。「いつもこう言われるじゃないか。全てを報告しろとな。どんな些細なことでも。どの情報が一番重要かなんてわからないから、と」 「クソみたいな話だ」と彼は不満げに言った。「私はこの目で見た」 「ヘッドレス」グリントは興奮を抑えきれずに口走った。 「何?」その男が問い返した。「違う! 間違いなく頭はあった! 話を聞いていなかったのか?」とふらふらしながら言った。近くにいる客たちがざわつき始め、彼に視線を向けた。 「デカい、笑顔のカボチャ頭だ!」彼はけんか腰で叫ぶ。「しかも3つ目だ! そこから紫の炎が噴き出していた!」 バーが静まり返った。男は突然、無数の視線を感じた。 「この目で見たんだ、クソ!」