エイドの報告(22)
「グリントの証拠を見た後で、我々の情報保管庫に頭の無い遺体に関する記述がないか、調べてみた」とクリプトアーキ・マツオ。
「そしてヘッドレスに関する、最古と思われる資料を見つけたんだ!」彼は真空パックされた紙を机に置き、エイドの方へと滑らせた。エイドは興奮気味にキチキチと音を立てた。
「さて、ご覧のように」と、マツオは満足げにニヤリと笑いながら、「この報告書は『ヨネンセイ』研究者と自称する、黄金時代の学者によって書かれたものだ」
「これは『ドクショ・カンソウブン』という資料みたい」とエイド。「私たちが想定していた以上の規模で、この研究が行われていたのね!」
「全くそのとおり」マツオも頷く。「そしてこの報告書は、ヘッドレスを一番最初に発見したと思われる人物にも言及している…」
「イカボード・クレインという名の科学者!」エイドは喜びを露わにそう叫んだ。