第17章
イマルがその日の収穫を分析していると、スパイダーから連絡が来た。
「俺を馬鹿だと思ってるな?」スパイダーが不満げに言った。
「いったい何のことだ?」イマルは冷ややかに返す。
「計算が合わない。お前の犬の分の見積もりと、倉庫にいる俺の手下の… 計算が合わないんだ」
「貴様の取り分をくすねたりはしていない。私だったら手下を疑うぞ」
「今後も数字がおかしいようだったら、俺たちの取引は終わりだ。分かったな? お前の40%ともおさらばするんだな。ああ、それともうひとつ。ガーディアンどもは相変わらずタワーまでキャンディを取りに行っているぞ。どうにかするんだ」スパイダーが要求し、通信を切った。
「ふむ。これではまだ足りなさそうだな」イマルがアーチィに言った。犬はいぶかしげに彼を見た。
「さらなる拡大といこう。ヘッドレスを利用してな」